シナー、ズベレフ戦の連敗止め決勝進出 シンシナティOP

テニス、シンシナティ・オープン、男子シングルス準決勝。サーブトスを上げるヤニック・シナー（2024年8月18日撮影）。(c)AFP

【AFP＝時事】テニス、シンシナティ・オープン（Cincinnati Open 2024）は18日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのヤニック・シナー（Jannik Sinner、イタリア）は7-6（11-9）、5-7、7-6（7-4）で第3シードのアレクサンダー・ズベレフ（Alexander Zverev、ドイツ）を下して直接対決での連敗を止め、決勝進出を決めた。


　世界ランク1位のシナーはズベレフとの過去5試合で4連敗を喫していたが、4年前の全仏オープンテニス（French Open）以来となる白星を挙げた。


　試合は雨による中断もあったが、それを除いても3時間を超える接戦となった。今大会はここ数日降雨にたたられており、この一戦では第1セットのタイブレーク中に30分近く試合が止まった。

　このタイブレークでズベレフのセットポイントを2度しのいで先行したシナーは、第2セットでは序盤と終盤にブレークを許した。迎えた第3セットもタイブレークにもつれ込んだものの、シナーは5-2のリードを奪うと二つ目のマッチポイントをものにした。


「厳しく、とてもエキサイティングな試合だった」「自分のプレーにはとても満足しているし、決勝に進めてうれしい」と語ったシナーは、自身5回目となるマスターズ1000（ATP Masters 1000）の決勝戦でフランシス・ティアフォー（Frances Tiafoe、米国）と対戦する。


　ティアフォーは第15シードのホルガー・ルーネ（Holger Rune、デンマーク）を4-6、6-1、7-6（7-4）で下した。ティアフォーは第3セットにゲームカウント2-5から追いつき、タイブレークを制した。米国勢の決勝進出は、2013年のジョン・イズナー（John Isner）以来となっている。

【翻訳編集】AFPBB News