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有名なペンギンの「同性カップル」、1羽が死ぬ 豪水族館

AFPBB News / 2024年8月22日 13時2分

卵を温めるジェンツーペンギンの雄のスフェン(左)と、同性パートナーのマジック。シー・ライフ・シドニー水族館提供(撮影日不明、2024年8月22日提供)。(c)AFP PHOTO / SEA LIFE AQUARIUM SYDNEY

【AFP=時事】オーストラリアの水族館で、雄同士でひなを育てたことで有名になったジェンツーペンギンの「同性カップル」のうち1羽が死んだ。2羽を飼育していたシー・ライフ・シドニー水族館(Sea Life Sydney Aquarium)が22日に発表した。


 スフェン(Sphen)とマジック(Magic)は、2018年に一緒に小石で巣を作り、飼育員、そして世界の注目を浴びた。


 その巣に他のカップルの卵を置いたところ、スフェンとマジックは卵を温め、ひなが誕生。2羽の名前を合わせて、スフェンジック(Sphengic)と名付けられた。さらに2年後にはもう1羽のヒナ、クランシー(Clancy)も生まれた。


 シーライフ水族館によると、雄同士の「パワーカップル」のうち、年長だったスフェンが12歳を目前にして死んだ。飼育下のペンギンとしては長寿だという。




 スフェンとマジックはオーストラリア内外で同性愛者の象徴となり、シドニーで毎年行われる「ゲイ・レズビアン・マルディグラ(Gay and Lesbian Mardi Gras)」ではパレードの山車のモチーフにされ、米動画配信大手ネットフリックスのテレビドラマシリーズ「ユニークライフ(Atypical)」にも登場した。


 一方、保守派からは、2羽が勝手に政治利用されていると批判する声も上がった。


 ペンギンの子育ては多くの動物と異なり、雄と雌が同等に分担する。雄同士、雌同士の同性カップルも例はあるが、野生では関係が短期間で終わることが多い。

【翻訳編集】AFPBB News

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