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シナー「やましいことは何もない」 薬物騒動に初めて言及

AFPBB News / 2024年8月24日 12時20分

男子テニスのヤニック・シナー(2024年6月7日撮影)。(c)Bertrand GUAY / AFP

【AFP=時事】男子テニス、世界ランキング1位のヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)は23日、薬物騒動が決着してから初めて公の場で口を開き、「心の中でやましいことは何もないと分かっていた」ものの、処分を免れて安堵(あんど)したと告白した。


 23歳のシナーは自身の検体から微量のクロステボール(clostebol)代謝物が2度にわたって検出されていたことについて、理学療法士が指の傷の治療のために使っていたスプレーにこの物質が含まれていたのが原因だと説明し、テニスの不正監視団体ITIAもこれを受け入れ「故意ではなかった」と判断した。


 陽性反応が出たのは、3月に行われたBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2024)の大会中と、その8日後に実施された抜き打ち検査だった。このため同大会の結果と賞金、そして400ランキングポイントを剥奪されたが、今週ITIAは第三者による裁定でシナーの「責任や過失はなかった」と認定した。




 シナーは26日に開幕する全米オープン(US Open Tennis Championships 2024)に向けた記者会見で、数か月に及んだこの問題のプロセスに神経をすり減らしたと明かすとともに、世界ランキング上位であることによって何らかの特別扱いを受けたのではないかとの指摘については、「それは違う。陽性反応が出た選手は全員、同じプロセスを受けなければならない」「抜け穴とか特別扱いは何もない。みんな同じだ」と否定した。


 長期の暫定資格停止処分を免れたことについては、チームが即座に理学療法士のジャコモ・ナルディ(Giacomo Naldi)氏が問題のスプレーを使った手でシナーのマッサージやスポーツセラピーを行っていたと説明したためだと主張。同氏とスプレーを渡したフィジカルトレーナーのウンベルト・フェラーラ(Umberto Ferrara)氏への信頼が失われたとして、両氏との関係を解消したことも明らかにした。


 資格停止処分となっていた数日間は練習できなかったというシナーは、自身の潔白が証明されると確信していたとはいえ、調査が数か月続く中でこの問題が重くのしかかっていたといい、「もちろん不安だった。自分にとっては初めてのことだったからね。こんな状況は最後になることを願っている」「ようやく決着した。決着だ。この結果を待ち望んでいた」と語った。

【翻訳編集】AFPBB News

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