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ワグネル創設者プリゴジン氏死去から1年 今なお英雄視

AFPBB News / 2024年8月26日 13時6分

ロシアの首都モスクワで、エフゲニー・プリゴジン氏を含め、亡くなったワグネル戦闘員のために設けられた献花台(2024年8月23日撮影)。(c)Alexander NEMENOV / AFP

【AFP=時事】民間軍事会社ワグネル(Wagner)の創設者エフゲニー・プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)氏が搭乗機の墜落で死亡して1年を迎えた23日、ロシアの首都モスクワでは、クレムリン(大統領府)から数百メートルの場所に設けられた献花台に支持者が続々と訪れた。


 プリゴジン氏は、ロシア軍指導部打倒を目指して武装反乱を起こした2か月後に墜落死したが、今なお愛国者として崇拝する人は多い。


 顔を隠して献花台を訪れ、匿名希望で取材に応じた男性はプリゴジン氏の死について、「とてもショックだった」と話した。反乱を起こしたのは「過ち」だったとしながらも、「彼は歯に衣(きぬ)着せず事実を(権力者に)ありのまま伝えようとした」と称賛した。




 プリゴジン氏は反乱の数か月前から、ウクライナ侵攻に従事しているワグネルの多数の戦闘員が弾薬不足のため「無駄死に」させられているとして、当時のセルゲイ・ショイグ(Sergei Shoigu)国防相とワレリー・ゲラシモフ(Valery Gerasimov)参謀総長を名指しして、連日のようにソーシャルメディアで痛烈に批判した。


 こうした一面について男子学生(23)は、「勇気とカリスマがある。英雄的行為だ」と語り、「彼はまだ生きていると心から信じている」と続けた。


 1年前のこの日、モスクワからサンクトペテルブルク(St. Petersburg)に向かっていた自家用機が墜落し、プリゴジン氏は同乗者と共に死亡した。同機が空中爆発した原因は不明とされ、プリゴジン氏については、本当は生存しており、どこかに身を潜めているとの陰謀説も浮上した。


 献花台に足を運んだワグネルの戦闘員(41)は、プリゴジン氏の命日はワグネルにとって大事な日になっているとし、「ワグネルは仲間意識が強い。その一言に尽きる」と話した。


 ボランティアの女性(39)は、ウクライナをはじめとする国々で戦ってきたワグネル戦闘員について、「私たちがこの国で平和に暮らせたのも彼らのおかげ」とたたえた。

【翻訳編集】AFPBB News

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