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イスラム教第3の聖地にシナゴーグを イスラエル閣僚がまたも物議

AFPBB News / 2024年8月27日 10時28分

中東エルサレムにあるアルアクサ・モスクの敷地内で話をするイスラエルのイタマル・ベングビール国家治安相(手前)。AFPTVの動画より(2024年7月17日取得)。(c)AFPTV / AFP

【AFP=時事】イスラエルの極右、イタマル・ベングビール(Itamar Ben Gvir)国家治安相が26日、中東エルサレムのアルアクサ・モスク(Al-Aqsa Mosque)の敷地内にシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)を建立したいと発言し、新たな怒りを買っている。


 アルアクサ・モスクのある同地はイスラム教第3の聖地で、パレスチナ人にとって民族的アイデンティティーの象徴。一方、ユダヤ教においても「神殿の丘(Temple Mount)」と呼ばれる聖地で、紀元70年にローマ人に破壊された古代神殿の跡地として崇拝されている。敷地内での礼拝が認められているのはイスラム教徒のみで、非イスラム教徒は、特定の時間帯以外の訪問や宗教的なシンボルを掲げることは認められていない。




 ベングビール氏はイスラエルの放送局アーミー・ラジオに対し、「望みが何でもかなうなら、あの場所にイスラエル国旗を立てたい」と発言。


「自身に権限があればシナゴーグを建立するか」と重ねて問われると、「イエス」と答えた。


 ベングビール氏は2022年12月の就任以降、同地を少なくとも6回は訪れ、厳しい非難を浴びている。


 今回の発言をめぐっては複数のイスラエル当局者からも批判の声が上がっており、ベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相も首相府を通じて、同地でのユダヤ教徒の礼拝を禁じる現在の政策に「変更はない」と表明した。

【翻訳編集】AFPBB News

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