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エムポックス、主な感染経路は接触感染 WHO

AFPBB News / 2024年8月28日 11時59分

インドネシアの首都ジャカルタ郊外のタンゲランの国際空港に掲示されているエムポックスに関する注意書き(2024年8月26日撮影)。(c)YASUYOSHI CHIBA / AFP

【AFP=時事】世界保健機関(WHO)は27日、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」と宣言したウイルス感染症「エムポックス(サル痘)」の感染経路について、主に接触感染だとの見解を明らかにした。一方で、感染拡大のメカニズムを把握するにはさらなる研究が必要との見方を示した。


 WHOはウェブサイトで、エムポックスのヒトからヒトへの感染は主に感染者との密接な接触によって広がると説明。


「密接な接触には、皮膚と皮膚の接触(接触や性行為など)、口と口あるいは口と皮膚の接触(キスなど)が含まれる」「感染者と対面で接する(近づいて話をする、呼吸をするなど。こうした状況では感染性呼吸器粒子が発生し得る)」としている。




 WHOのマーガレット・ハリス(Margaret Harris)報道官は27日、スイス・ジュネーブでの会見で、感染者が症状を示している場合に「誰かと近くで話したり、相手に息がかかったり、体が密接したり、対面で接したりする」と、ウイルスが広がる可能性があると指摘した上で、「ただし、主要な感染経路ではない」と説明。


「誰かと会話をしていると、唾液の飛沫(ひまつ)が吐き出される」が「感染経路としてはそれほど主要ではない。長距離の空気感染も同様だ」と指摘し、「現在確認しているケースでは、密接な肌と肌との接触」が主要な感染経路だと述べた。


 一方で、「感染のメカニズムを完全に理解するには、さらなる研究が必要だ」と付け加えた。


 WHOは、エムポックスの感染者および濃厚接触者、治療に当たる医療従事者にはマスクの着用を推奨している。

【翻訳編集】AFPBB News

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