ベネチア映画祭開幕 オープニングはティム・バートン監督新作

第81回ベネチア国際映画祭のレッドカーペットに登場した、オープニング作品『ビートルジュース ビートルジュース』の俳優陣と監督のティム・バートン氏（中央、2024年8月28日撮影）。(c)Alberto PIZZOLI / AFP

【AFP＝時事】第81回ベネチア国際映画祭（Venice International Film Festival）が28日、開幕した。オープニング作品として、ティム・バートン（Tim Burton）監督の『ビートルジュース ビートルジュース（BEETLEJUICE BEETLEJUICE）』がプレミア上映された。


　映画祭期間中、レディー・ガガ（Lady Gaga）、ジョージ・クルーニー（George Clooney）、ダニエル・クレイグ（Daniel Craig）、ジュリアン・ムーア（Julianne Moore）、ブラッド・ピット（Brad Pitt）ら、トップスターが会場に登場する予定。


　昨年は、米ハリウッド（Hollywood）の脚本家によるストライキのあおりを受け、イベントは華やかさを欠いたが、今年はバートン監督作品の世界プレミアが行われるなど、本来の活気が戻ってきた。

　バートン監督は「ビートルジュース」シリーズ第3弾の可能性についての質問に対し、「じゃあ計算してみようか」「（今回の続編を作るのに）35年かかったから（3作目の頃には）100歳を超えているだろう。現代の医学では可能かもしれないが、難しいんじゃないかな」と冗談を交えて答えた。


　オープニングセレモニーでは『エイリアン（Alien）』への出演で知られるシガーニー・ウィーヴァー（Sigourney Weaver）に生涯功労賞が授与された。受賞についてウィーヴァーは「ジェット燃料のような励まし」だと表現した。


　29日には、コンペ出品作品21作のうちの一つで、パブロ・ラライン（Pablo Larrain）監督が伝説的オペラ歌手マリア・カラス（Maria Callas）の苦悩に満ちた人生を描く伝記映画『Maria』（原題）が上映される。アンジェリーナ・ジョリー（Angelina Jolie）がカラスを演じる。


　授賞式は9月7日に行われる。

【翻訳編集】AFPBB News