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井上尚弥、ドヘニーにTKOで防衛成功 25年にラスベガス戦か

AFPBB News / 2024年9月4日 10時7分

ボクシング、4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ。勝利を喜ぶ井上尚弥(中央、2024年9月3日撮影)。(c)Yuichi YAMAZAKI/ AFP

【AFP=時事】ボクシング、4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチが3日、有明アリーナ(Ariake Arena)で行われ、統一王者の井上尚弥(Naoya Inoue)が7回TKOでTJ・ドヘニー(TJ Doheny、アイルランド)を下し、王座防衛に成功した。試合後には、2025年に米ラスベガス(Las Vegas)で戦う計画も明かされた。


 試合は「モンスター」井上が開始直後から圧倒するとの戦前の予想だったが、ドヘニーはなかなか隙を見せず。それでも井上がペースを上げて迎えた7回、ドヘニーが腰を痛めてファイト続行が不可能となった。昨年12月にスーパーバンタム級の統一王者となった井上は、5月にルイス・ネリ(Luis Nery、メキシコ)に勝利して以来、これが2度目のスーパーバンタム級王座防衛。戦績は28戦全勝(25KO)となった。




 井上は、慎重な立ち上がりを経て6、7回からギアを上げるのはもともとの作戦だったと明かし、「みなさんが思う結果とは違ったと思うが、自分の中ではそんなに気にはしていない」と振り返った。


 試合後には、米大物プロモーターのボブ・アラム(Bob Arum)氏がリングへ上がり、井上が12月に東京で再度の防衛戦を行い、来年にラスベガスで「盛大な」ファイトに臨むと話した。


 一方、ドヘニー陣営のヘクター・ベルムデス(Hector Bermudez)トレーナーは、ドヘニーが6回に座骨神経を痛め、続行へ「ベストを尽くした」がだめだったことを明かした。トレーナーは「井上がラッシュをかけて3発のコンビネーションを打ったのは分かっているが、そのせいでけがをしたわけではない」と話し、「前の回にすでに負傷していた」とコメントした。


 アンダーカードでは、武居由樹(Yoshiki Takei)が判定3-0で比嘉大吾(Daigo Higa)に勝利し、WBO世界バンタム級の王座を防衛した。武居は5月に王者ジェイソン・マロニー(Jason Moloney、オーストラリア)を破ってタイトルを獲得し、これが初防衛戦だった。

【翻訳編集】AFPBB News

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