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英首相官邸の猫ラリー、「ロシア」の子猫がライバルに

AFPBB News / 2024年9月4日 9時47分

英ロンドンのダウニング街10番地、首相官邸に住む猫のラリー(2024年9月3日撮影)。(c)HENRY NICHOLLS / AFP

【AFP=時事】英ロンドン・ダウニング街(Downing Street)10番地にある首相官邸の「ネズミ捕獲長」として知られる猫のラリーが、その地位を脅かされている。相手はかわいい「ロシア」の子猫だ。


 7月の英下院総選挙で圧勝した労働党のキア・スターマー(Keir Starmer)党首は首相就任に伴い、家族と共にペットの猫「ジョジョ」を官邸に連れてきた。


 スターマー家の子どもたちは他にもジャーマン・シェパード・ドッグを飼いたがっていたが、「交渉」の結果、ジョジョの他に新たにシベリア(Siberia)原産とされるサイベリアンの子猫を飼うことになったという。


 現在17歳になる雄のラリーは、官邸のネズミを駆除するために2011年に保護猫団体から引き取られた。当時のデービッド・キャメロン(David Cameron)首相はラリーの職務遂行能力に不満を示すこともあったが、この13年間、ラリーはネズミ捕獲長として官邸に君臨。報道関係者の間で人気となり、自身の公式SNSアカウント「@Number10cat」も持っている。




 ラリーの死に備え、エリザベス英女王(Queen Elizabeth II)の死去に備えた行動計画「ロンドン橋作戦」を思わせる「ラリー橋」というコードネームを持つ綿密な計画まで用意されていることも明らかになった。


 こうした中、慈善団体「キャッツ・プロテクション(Cats Protection)」の獣医師、サラ・エリオット(Sarah Elliott)氏は、官邸が新たな猫を迎え入れるのを歓迎。


 一方で、「首相一家は、ダウニング街で拡大しつつある猫連合の新入りを先輩のラリーとジョジョに時間をかけて紹介する必要がある」とし、「ラリーのような高齢猫は子猫のエネルギーに疲れてしまうこともあるため、子猫の元気さが有り余っている時は、隠れて静かに過ごせる場所も必要だ」と助言した。


 ラリー自身は3日、ネズミ捕獲長は今も自分だとの立場を明確にし、「あの子猫はラリー・ザ・キャット(Larry the Cat)の直属の部下になる」とSNSで発表した。

【翻訳編集】AFPBB News

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