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「負けない選手もういない」 ティアフォーが全米OP4強入り

AFPBB News / 2024年9月4日 14時56分

全米オープンテニス、男子シングルス準々決勝。勝利を喜ぶフランシス・ティアフォー(2024年9月3日撮影)。(c)Kena Betancur / AFP

【AFP=時事】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2024)は3日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第20シードのフランシス・ティアフォー(Frances Tiafoe、米国)は6-3、6-7(5-7)、6-3、4-1としたところで第9シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)がけがのため途中棄権し、2022年以来2度目の準決勝進出を果たした。


 ディミトロフは第3セットに太ももを痛め、治療を受けて一度は試合を続行したが、第4セット途中で棄権を申し出た。


 ティアフォーは準決勝で同胞のテイラー・フリッツ(Taylor Fritz)との対戦が決定し、これで2006年のアンディ・ロディック(Andy Roddick)以来となる地元米国勢の決勝進出が確定した。




 今大会は優勝4回のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と2022年大会覇者で今季の全仏オープン(French Open 2024)とウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2024)を制しているカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)が1週目で敗退。


 優勝5回のロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)はすでに引退し、38歳になった同4回のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)も今大会を欠場して現役生活の最後に差し掛かっている中、準決勝でフリッツとの米国勢対決が決まったティアフォーは試合後、もうかつてのように無敵の選手はいなくなったと話した。


 ティアフォーは「単純に時間の問題ではあったが、今は誰にでも可能性が開かれている。準々決勝まで進んだのにラファと当たって、飛行機の準備をしないといけないというような時代ではない」と指摘し、「今はすっかり変わって、負けない選手はもういない。特に選手の疲れが溜まってきているシーズンの終盤戦ではそうだ」と語った。

【翻訳編集】AFPBB News

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