ウクライナ古都リビウにミサイル攻撃、7人死亡

ロシア軍のミサイル攻撃を受けたウクライナ西部リビウ市の現場（2024年9月4日撮影）。(c)AFP PHOTO / HO / UKRAINIAN EMERGENCY SERVICE

【AFP＝時事】ウクライナ西部の古都リビウ（Lviv）が4日、ロシアによるミサイル攻撃を受け、子ども3人を含む7人が死亡した。イーホル・クリメンコ（Igor Klymenko）内相が明らかにした。


　クリメンコ氏はテレグラムへの投稿で「リビウで計7人が死亡し、その中には3人の子どもが含まれている」と発表した。市内では捜索・救助活動が続けられているという。


　リビウのアンドリー・サドビー（Andriy Sadovy）市長によると、4日の夜明け前に警報が鳴り響き、防空システムが作動した。市長は市民に避難を呼び掛けた。


　当局によると、今回の攻撃で40人が負傷し、市の歴史地区にある住宅や学校、医療施設が被害を受けた。

　ウォロディミル・ゼレンスキー（Volodymyr Zelensky）大統領は、「ウクライナの都市に対するロシアのテロ攻撃」だと述べ非難。「適切に対処する」ためには長距離兵器が必要だとして、西側諸国に改めて供与を要請した。


　リビウはロシアによる2年半の侵攻の中で、これまでは大規模な戦闘をほぼ免れてきた。だが当局によると先週、エネルギーインフラを標的とした攻撃により、停電が発生した。


　一方、3日には中部ポルタワ（Poltava）へのミサイル攻撃で少なくとも51人が死亡。侵攻開始以来、1回の攻撃としては最も致命的な被害の一つとなった。

【翻訳編集】AFPBB News