ナポリ構想外のオシムヘン、ガラタサライにローン移籍

トルコ1部リーグ・ガラタサライへのローン移籍が発表されたビクター・オシムヘン（2024年2月21日撮影）。(c)Tiziana FABI / AFP

【AFP＝時事】サッカーイタリア・セリエAのナポリ（SSC Napoli）は4日、ナイジェリア代表FWビクター・オシムヘン（Victor Osimhen）がトルコ1部王者のガラタサライ（Galatasaray）へローン移籍することで合意したと発表した。期間は1シーズンで、買い取りオプションはつかない。


　オシムヘンはすでに今週トルコ入りし、イスタンブールの空港で大勢のファンから歓迎を受けていた。ガラタサライによれば、オシムヘンの年俸は600万ユーロ（約9億5200万円）。ナポリは2026年6月までとなっている現行契約を27年6月まで延長するオプションでオシムヘンと合意したとも明かした。


　オシムヘンはナポリがリーグ優勝した2022-23シーズン後から移籍を目指し、今オフにはイングランド・プレミアリーグのチェルシー（Chelsea）やフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン（Paris Saint-Germain、PSG）、さらにはサウジアラビア1部のアル・アハリ（Al-Ahli Saudi SC）行きが取り沙汰されたが、いずれも移籍金とオシムヘンが求める給与条件を満たすことができず、破談に終わっていた。

　チームは昨年12月に契約を更新した時点で1億3000万ユーロ（当時約204億円）の契約解除条項を設定。オシムヘンは今夏の移籍が既定路線となっていたため、新加入のロメルー・ルカク（Romelu Lukaku）にポジションと背番号9を取られ、アントニオ・コンテ（Antonio Conte）監督の新体制では構想外となっていた。


　ナポリは昨季10位に終わったが、オシムヘンは公式戦32試合に出場して17ゴールを挙げていた。

【翻訳編集】AFPBB News