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養子の10歳女児を「監禁・虐待」、夫婦の公判開始 オランダ

AFPBB News / 2024年9月6日 11時48分

児童虐待に対する抗議集会で路上に置かれた人形。コロンビアで(2020年11月30日撮影、資料写真)。(c) RAUL ARBOLEDA / STAFF / AFP

【AFP=時事】オランダ・ロッテルダム(Rotterdam)で5日、養子に迎えた10歳の女児を電気が流れるおりに閉じ込めたり、階段から突き落としたりしたとされる夫婦の裁判が始まった。この衝撃的な事件はオランダを震撼(しんかん)させている。


 5月に意識不明で病院に搬送された女児は、非常に不衛生な状態で、複数の箇所を骨折し、重度の栄養失調に陥っていた。報道によると、体重はわずか22キロだった。


 検察によると、女児は7月に昏睡(こんすい)状態から目覚めたが、自力で座ることもコミュニケーションを取ることもできていない。今後一生、集中的な医療ケアを必要とする可能性が高いと検察は述べた。


 女児を階段から投げ落とすまたは突き落とすなどしたとして殺人未遂の罪などに問われている夫婦は共に37歳で、デイジーとジョンという名前だけが明かされている。




 検察側は法廷で、夫婦が女児を数か月にわたって自宅に監禁し、虐待していたと主張。「夫婦は女児を子ども部屋に閉じ込め、手足を拘束し、口をテープでふさいだ。そして電気コードを取り付けた自家製のおりの中に入れた」と述べた。


 夫婦はいずれも出廷しなかった。


 弁護人は、夫婦が女児を階段から突き落としたことを否定し、女児は自ら飛び降りたと主張した。


 ロッテルダム近郊の港町で起きたこの事件は、オランダで大きなニュースとなっており、当局がなぜ虐待を見逃していたのかという疑問が浮上している。現地メディアによると、女児は虐待について繰り返し通報していたという。


 女児は実の両親から虐待を受け、強制措置として保護された後、被告夫婦の養子となっていた。

【翻訳編集】AFPBB News

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