フィンランド、欧州域外の買い手による土地買収阻止
AFPBB News / 2024年9月7日 14時6分
【AFP=時事】フィンランド国防省は6日、欧州域外の買い手による国内の土地購入6件について、安全保障上の理由から阻止したと発表した。同国は、ロシア人による土地買収を禁止する計画を進めている。
アンティ・ハッカネン(Antti Hakkanen)国防相は、欧州連合(EU)と欧州経済地域(EEA)の非加盟国であるロシアとウクライナ、スイスの買い手からの土地取引申請を不許可とした。
国防省は「当該土地の買収により、国家安全保障への脅威、または国防組織や領土保全の監視・保護に対する障害が生じる可能性を排除できない」と説明している。買い手が安全保障上のリスクをもたらす理由には言及していない。
フィンランドは、ロシア人によるフィンランドの土地買収を防ぐため、外国人の土地取引に関する法律の厳格化を進めている。
国防省は2日、新法案の起草手続きの一環として、「外国人の土地買収の禁止に関する報告書」を専門家に送付し、意見を募った。
法案は、「他国の領土保全、主権、独立を侵害しているとEUに判断された国、またはフィンランドの国家安全保障上の脅威となり得ると判断された国に籍を置く人物」に不動産取引を認めるべきではないとの方針を提示。この措置は法人にも適用されるとしている。
ハッカネン氏は2日、フィンランドは敵対勢力が付け込む「脆弱(ぜいじゃく)性の窓」すべてを閉じなければならないと訴えた。
【翻訳編集】AFPBB News
この記事に関連するニュース
-
再送-インタビュー:同盟国に米政治への疑念生む、USスチール買収阻止なら=河野デジタル相
ロイター / 2024年9月6日 19時10分
-
フィンランド、ロシア人の不動産購入禁止を計画 安保上の懸念で
ロイター / 2024年9月3日 11時8分
-
スペイン政府、ハンガリー企業によるスペイン鉄道メーカー買収を不承認(スペイン、ハンガリー、EU)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年8月30日 16時5分
-
ノルウェーのエネ産業にロシアの脅威、欧州7カ国安保当局が指摘
ロイター / 2024年8月27日 13時21分
-
ウクライナ地上軍がロシアに初の大規模侵攻、ロシア軍はなぜ来ない?
ニューズウィーク日本版 / 2024年8月8日 18時57分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください