ヌービルがアクロポリス・ラリー制す 初タイトルへ前進

世界ラリー選手権第10戦、アクロポリス・ラリー最終日に臨むヒョンデのティエリー・ヌービル（2024年9月8日撮影）。(c)Aris MESSINIS / AFP

【AFP＝時事】世界ラリー選手権（WRC 2024）第10戦、アクロポリス・ラリー（EKO Acropolis Rally Greece 2024）は8日、最終日が行われ、総合首位を走るヒョンデ（Hyundai）のティエリー・ヌービル（Thierry Neuville、ベルギー）が開幕戦以来となる今季2勝目、通算21勝目を挙げ、初タイトル獲得へ前進した。


　ダニ・ソルド（Dani Sordo、スペイン）が2位、オット・タナック（Ott Tanak、エストニア）が3位に入り、ヒョンデ勢が表彰台を独占した。


　総合2位につけるトヨタ（Toyota）のセバスチャン・オジェ（Sebastien Ogier、フランス）は、3位で迎えた最終日に横転するクラッシュを喫し、セバスチャン・ローブ（Sebastien Loeb、フランス）に並ぶ最多9度目の総合優勝へ痛手を負った。


　ヌービルは前戦を終えてオジェに27ポイント差まで詰め寄られプレッシャーを受けていたが、今大会の結果、今季残り3戦でリードを34ポイントに広げている。

【翻訳編集】AFPBB News