ナイジェリア北東部で大規模浸水 2万3000世帯超に被害

冠水したナイジェリア北東部ボルノ州の州都マイドゥグリの市街地（2024年9月10日撮影）。(c)Audu MARTE / AFP

【AFP＝時事】ナイジェリア北東部ボルノ（Borno）州の州都マイドゥグリ（Maiduguri）が、大規模な洪水被害に見舞われている。国家緊急事態管理庁（NEMA）がAFPと共有した複数の空撮ビデオと写真からは、濁った水に漬かった市街地の様子が確認できた。


　国連難民高等弁務官事務所（UNHCR）ナイジェリアはX（旧ツイッター）で、マイドゥグリが見舞われた洪水としては過去30年で最悪のものとなったとしている。


　今回は、マイドゥグリの南20キロの地点にある、ヌガッダ（Ngadda）川をせき止めているアラウ（Alau）ダムから水があふれ、洪水が発生。市街地が冠水した。


　NEMAの地域コーディネーターは、「過去3日間で2万3000世帯超が影響を受けた」と指摘。被災地は拡大しており、「被災者が20万人を超えるのは確実だ」と語った。

【翻訳編集】AFPBB News