「世界の指導者はトランプを笑っている」 ハリス氏、討論会で挑発

米ペンシルベニア州フィラデルフィアで、ドナルド・トランプ前大統領との大統領選討論会に臨むカマラ・ハリス副大統領（2024年9月10日撮影）。(c)SAUL LOEB / AFP

【AFP＝時事】米ペンシルベニア州で10日に行われたカマラ・ハリス（Kamala Harris）副大統領とドナルド・トランプ（Donald Trump）前大統領のテレビ討論会で、ハリス氏は、「世界の指導者はドナルド・トランプを笑っている」と語った。


　ハリス氏は、「米国の副大統領として各国を回ってきたが、世界の指導者はドナルド・トランプを笑っている」と、面と向かって言い放った。


　さらに、「独裁者や専制主義者が、あなたが再び大統領になることを望んでいることはよく知られている。彼らはお世辞や好意によってあなたを操れると分かっている」と指摘。「あなたと仕事をしたことのある軍幹部の中には、あなたは恥だと言う人が多かった」と述べた。

　また、トランプ氏はロシアのウラジーミル・プーチン（Vladimir Putin）大統領のような強権者を甘やかしていると非難。トランプ氏が返り咲けばプーチン氏の圧力に屈し、「こてんぱんに打ち負かされるだろう」と挑発した。


　一方、ジョー・バイデン（Joe Biden）大統領が大統領選から撤退した後もトランプ氏がたびたび批判していることに言及し、「前大統領に思い出してもらいたいのは、ジョー・バイデンとではなく、私と戦っているということだ」と念を押した。

【翻訳編集】AFPBB News