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ロサンゼルス近郊で山火事3件、市内にも煙

AFPBB News / 2024年9月11日 18時49分

米カリフォルニア州ロサンゼルスの上空に漂う「ブリッジ火災」の煙(2024年9月10日撮影)。(c)Patrick T. Fallon / AFP

【AFP=時事】米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊で数日前に発生した3件の山火事は10日、さらに拡大を続け、市内にも濃い煙が漂っている。厳しい熱波と強風により、火の勢いが増す中、消防士数千人と州兵が消火活動に当たっているが、延焼は制御できていない。


 これまでのところ死傷者の報告はないが、民家や店舗数万戸に火の手が迫り、避難勧告も出ている。


 3件の山火事は現地でそれぞれ通称で呼ばれている。オレンジ(Orange County)郡の「エアポート火災(Airport Fire)」は9日午後に発生。これまでに3600ヘクタール以上が焼け、近隣の学校は休校を余儀なくされた。出火原因は重機作業中の事故とされる。


 同郡消防当局によると、ラジオやテレビ、緊急放送用の電波塔がある丘陵地帯サンティアゴピーク(Santiago Peak)に火が迫っている。




 また、ロサンゼルス北東で発生した「ライン火災(Line Fire)」では、サンバーナディーノ(San Bernardino)郡で約1万1300ヘクタールが焼けた。


 人気リゾート地のレイクアローヘッド(Lake Arrowhead)やビッグベア(Big Bear)周辺の住民に避難指示が出され、主要道の多くが封鎖された。


 ロサンゼルス北方で8日に発生した比較的小規模な「ブリッジ火災(Bridge Fire)」では、10日午後までに1600ヘクタール以上が焼けた。

【翻訳編集】AFPBB News

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