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イスラエル軍、西岸で記者に攻撃や嫌がらせ 国連特別報告者

AFPBB News / 2024年9月13日 14時53分

パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のジェニン市街を破壊するイスラエル軍のブルドーザー(2024年9月1日撮影)。(c)RONALDO SCHEMIDT / AFP

【AFP=時事】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)で、ジャーナリストがイスラエル軍から「攻撃されたり、嫌がらせを受けたりしている」と、2人の国連(UN)専門家が非難した。


 国連特別報告者のアイリーン・カーン(Irene Khan)氏とフランチェスカ・アルバネーゼ(Francesca Albanese)氏によると今月、ヨルダン川西岸のジェニン(Jenin)とトゥルカレム(Tulkarm)で軍事作戦や民間人犠牲者について取材中だったジャーナリストやその車両に対し、イスラエル軍が「実弾を発射する」事態が3件起きた。


 両氏はイスラエルが「戦争犯罪」をめぐる報道を妨害していると非難した。


 報告によると、記者らは「報道関係者」と明記されたジャケットを着ていたにもかかわらず攻撃され、4人が負傷。AFPも9月3日にジェニンで起きた事件の一つを目撃した。




 カーン氏とアルバネーゼ氏の声明によると、昨年10月以降、ヨルダン川西岸でイスラエル軍は29人のジャーナリストを拘束。一方、パレスチナ自治政府側には3人の記者が拘束されている。


 両氏は「イスラエル兵がガザ地区(Gaza Strip)同様、ヨルダン川西岸でもジャーナリストの安全を軽視していることは、国際法を公然と無視していることを意味し、非常に憂慮すべき事態だ」と非難。


「外国メディアは依然として、ガザへのアクセスを拒否されているが、今やヨルダン川西岸での安全も深刻に脅かされ、取材活動が大きく妨げられている」と指摘した。


 また両氏は、イスラエルに拘束された女性を含むジャーナリストらに対する虐待、性暴力およびジェンダーに基づく暴力の事例については裏付けが十分あると強調した。

【翻訳編集】AFPBB News

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