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「無実の被害者」解放を ギャング取り締まりのエルサルバドル

AFPBB News / 2024年9月16日 18時59分

エルサルバドルの首都サンサルバドルで行われた、ギャングの取り締まりで拘束された無実の人の解放を求めるデモ行進の参加者(2024年9月15日撮影)。(c)Daniela RODRIGUEZ / AFP

【AFP=時事】エルサルバドルで15日、ナジブ・ブケレ(Nayib Bukele)大統領が推し進める犯罪組織対策で拘束された「無実の被害者」を解放するよう訴えるデモ行進が行われた。


 息子が拘束されたという母親(41)は、「私の息子は無実。私の息子は犯罪者ではない」と訴えた。息子のエデニルソンさん(25)は2022年5月、ザカテコルカ(Zacatecoluca)市の職場で、正当な理由もなく身柄を拘束されたという。


 ブケレ大統領は2022年3月、ギャングを取り締まるための「戦争」を開始し、非常事態を宣言。逮捕状が不要になるなど、憲法で保障された権利の一時制限措置を発令した。


 ブケレ氏の手法は人権団体らに批判されているが、暴力に疲弊していた市民の大半は、殺人事件の発生率低下を歓迎している。


 人権団体らは、これまでにギャング関係者として逮捕された8万2000人のうち、約30%は無実と推定されるとしている。

【翻訳編集】AFPBB News

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