トランプ氏警護態勢は「最高レベル」 シークレットサービスが釈明

米フロリダ州ウエストパームビーチで会見に臨む大統領警護隊（シークレットサービス）のロナルド・ロウ長官代行（中央、2024年9月16日撮影）。(c)CHANDAN KHANNA / AFP

【AFP＝時事】米共和党大統領候補のドナルド・トランプ（Donald Trump）前大統領を武装した男が待ち伏せする事件が発生した翌16日、大統領警護隊（シークレットサービス）は、トランプ氏に対する警護態勢は「最高レベル」だったと釈明した。


　トランプ氏が15日にフロリダ州ウエストパームビーチ（West Palm Beach）にある自身のゴルフ場でプレーしていた際、警護隊はゴルフ場の境界付近で自動小銃を所持して隠れている男を発見した。


　ライアン・ウェズリー・ラウス（Ryan Wesley Routh）容疑者（58）は16日、銃の不法所持容疑で訴追された。


　連邦捜査局（FBI）によると、容疑者は携帯電話の記録から、ゴルフ場周辺で12時間近く潜伏していたとみられている。

　一方、警護隊は、容疑者からトランプ氏は見えていなかったと主張している。


　ロナルド・ロウ（Ronald Rowe）長官代行は記者会見で、容疑者は「発砲していない」と説明した。


　警護隊員が発砲したところ、同容疑者は逃走。その後、無抵抗で身柄を確保された。


　トランプ氏がゴルフをしている際に、容疑者がなぜゴルフ場の境界まで近付けたのかと追及されると、ロウ氏は、トランプ氏の今回の行動は「非公式」なものだったと強調。7月の暗殺未遂事件を受け、警護隊はトランプ氏の警護を強化していたと述べた。

【翻訳編集】AFPBB News