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パンダのリーリーとシンシンに別れと感謝 上野動物園で最終観覧日

AFPBB News / 2024年9月28日 17時22分

ジャイアントパンダの「リーリー」と「シンシン」の最終観覧日に東京の上野動物園を訪れ、開園を待つ人々(2024年9月28日撮影)。(c)Richard A. Brooks / AFP

【AFP=時事】東京都台東区の上野動物園(Ueno Zoological Gardens)で飼育されてきたジャイアントパンダの「リーリー」と「シンシン」が治療を受けるために29日、中国に返還されるのに合わせ、最終観覧日となった28日には2頭に別れを告げるため、園の外には朝から2000人を超える来園者が長い列をつくった。


 詰め掛けた人々の中には、パンダをあしらったTシャツや帽子などを着用した人も。涙ぐみながら自撮りをしたり、リーリーとシンシンに懸命に手を振ったりする姿も見られた。


 毛布やキャンプ用のいすを持参して徹夜で並んでいた人々もおり、前日の夜10時ごろに来たという女性は、リーリーとシンシンを見ていると気持ちが落ち着き、笑顔になれると話した。




 別の女性は、リーリーとシンシンは「私にとって太陽のような存在」だとし、2頭の笑顔を見ているとどんな悩みも吹き飛んでしまうと語り、「感謝してもしきれない」と涙ぐんだ。


 リーリーとシンシンは2011年に上野動物園にやってきた。当初は2026年2月まで上野動物園で飼育管理される予定だったが、19歳ということもあり、健康面の懸念から、日中両国の関係者は、今のうちに帰国するのが望ましいとの点で合意に至った。

【翻訳編集】AFPBB News

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