米カントリー歌手クリス・クリストファーソンさん死去 映画『スター誕生』主演

クリス・クリストファーソンさん（2005年10月9日撮影）。(c)Chris Delmas / AFP

【AFP＝時事】米国の伝説的カントリーシンガー・ソングライターで、俳優のクリス・クリストファーソン（Kris Kristofferson）さんが28日、88歳で死去した。29日に家族が発表した。


　家族はフェイスブックの公式ページに、ハワイの自宅で「安らかに息を引き取った」と投稿した。死因については明らかにしていない。


　クリストファーソンさんはミュージシャンとしてグラミー賞（Grammy Awards）を受賞する一方、ミュージカル映画『スター誕生（A Star is Born）』への出演ではゴールデン・グローブ賞（Golden Globe Awards）主演男優賞も受賞した。


　1936年6月22日、米テキサス州ブラウンズビル（Brownsville）生まれ。父親が軍人だったため、子どもの頃は転居が多かった。

　クリストファーソンさんも陸軍に入隊したが、音楽や作詞作曲を追求するために軍を辞め、ナッシュビル（Nashville）へ向かうことを決意。歌手たちに曲の提供を始めた。


　1970年は自身初のアルバムをリリース。自身の歌声と、他の人気歌手への曲の提供で共に成功を収めた。


　クリストファーソンさんがジョニー・キャッシュ（Johnny Cash）に提供した「サンデー・モーニング・カミング・ダウン（Sunday Mornin' Comin' Down）」と、レイ・プライス（Ray Price）に提供した「心の想い出（For the Good Times）」はそれぞれチャート1位を獲得した。

【翻訳編集】AFPBB News