シナーの薬物疑惑騒動、ジョコビッチ「一刻も早い解決」願う
AFPBB News / 2024年10月3日 12時59分
【AFP=時事】男子テニスのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は2日、世界ランキング1位のヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)の薬物使用疑惑をめぐる問題の「一刻も早い解決」を願っていると話し、テニス界における反ドーピングシステムには「一貫性がない」と改めて指摘した。
シナーは3月のドーピング検査で禁止物質のクロステボール(clostebol)が2度検出されたが、テニスの不正監視団体ITIAは不正はなかったとの判断を下し、大会への出場継続を容認した。
ところが、世界反ドーピング機関(WADA)は先月28日になってスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴したと発表し、シナーに対して最大2年の資格停止処分を求める構えを見せている。
今週出場する上海マスターズ(2024 Shanghai Rolex Masters)で会見に臨んだジョコビッチは、現在の状況はシナーにとって「非常につらい」だろうと同情しつつ、「(反ドーピング)システムが機能していないのは明らかだと思う。あまりにも一貫性がなさすぎだし、あまりにも多くの統括団体が関与している。この件全体が、テニス界のためになっていない」と発言。「最終的にどうなるにせよ、一刻も早く解決することを願っている」と語った。
ITIAは、クロステボールが含まれたスプレーを切り傷の治療に使用したトレーナーが自身のマッサージなどを担当した過程で同物質が体内に入り込んだとするシナーの主張を認め、本人に不正はないと判断した。
シナーはこの件が明るみに出た後の全米オープン(US Open Tennis Championships 2024)を制し、今週も中国オープン(China Open 2024)で決勝に進出したが、同日の試合で世界ランク3位のカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)に敗れた。
【翻訳編集】AFPBB News
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