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英、インド洋の戦略的要衝をモーリシャスに返還 基地使用は継続

AFPBB News / 2024年10月4日 12時12分

モーリシャスに返還されるチャゴス諸島と米軍基地があるディエゴガルシア島を示した図(2024年10月3日作成)。(c)VALENTINA BRESCHI / AFP

【AFP=時事】英国は5日、インド洋の戦略的要衝チャゴス諸島(Chagos Islands)をモーリシャスに返還すると発表した。諸島最大のディエゴガルシア(Diego Garcia)島にある米英軍の基地は使用を継続する。


 英国は数十年にわたってチャゴス諸島を返還するよう圧力を受けてきたが、インド洋とペルシャ湾における米軍の作戦で重要な役割を果たすディエゴガルシア島基地があるため抵抗していた。


 英国とモーリシャスの共同声明によると、同基地は99年間の賃貸契約に基づき、使用を継続する。


 米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は、アフガニスタン侵攻や湾岸戦争(Gulf War)で使用されたことで知られるディエゴガルシア基地の存続をたたえた。同基地は米軍の長距離爆撃機や艦船が使用している。




 同氏は「歴史的な合意と交渉の決着を称賛する」と述べ、同基地は「米国だけでなく地域と世界の安全保障において重要な役割を担っている」と付け加えた。


 モーリシャスのプラビン・ジャグナット(Pravind Jugnauth)首相はチャゴス島返還合意について、小国が「大国から正義を勝ち取ることができる」方法をを示したと指摘。


「独立から56年がたったきょう、わが国の脱植民地化は完了した。われわれの国歌は今後、さらに大きく、全土に響き渡るだろう」と続けた。

【翻訳編集】AFPBB News

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