「黄金のフクロウ」を追え 30年越しの宝探しに決着 フランス
AFPBB News / 2024年10月4日 14時0分
【AFP=時事】フランスで約30年にわたって謎解きが行われてきた大がかりな宝探しが3日、決着したようだ。
数千人が追ってきたのは、「黄金のフクロウ(Golden Owl)」と呼ばれる彫刻のレプリカ。1993年4月に秘密の場所に埋められた。
この宝探しは、「黄金のフクロウを追って(On the trail of the Golden Owl)」と題する本に書かれた11の謎を解き、このレプリカを見つけると本物と交換できることになっている。
本物は、金と銀でできた重さ10キロの彫刻で、ダイヤモンドがあしらわれている。その価値は当時の100万フラン、1999年のユーロ導入時の約15万ユーロに相当するとされていた。
彫刻をデザインしたミシェル・ベッカー(Michel Becker)氏は3日、協力して謎解きを目指す7000人以上が参加するフォーラムに「黄金のフクロウのレプリカが昨夜、掘り起こされた」と投稿した。主催者が「提出された解答が正確か、確認している」という。
宝探しと謎解きは、マーケティングライターのレジス・ハウザー(Regis Hauser)氏が考案し、ペンネームで出版。2009年に亡くなったハウザー氏は生前、ほとんど公の場に姿を見せなかった。
代わってテレビで宝探しを宣伝したベッカー氏自身は長年、レプリカが埋められた場所を知らなかった。
またハウザー氏の死後、ベッカー氏は謎の解答を知るために相続人と法廷で争った。またベッカー氏は、2014年に「黄金のフクロウ」自体を競売にかけようとしたが、宝探しコミュニティーの反発を受けて取りやめた。
2021年、ハウザー氏の相続人はベッカー氏に古いフロッピーディスクに保存されていた解答の閲覧を許可した。こうしてレプリカが埋められた場所を知ったベッカー氏は、さびついた鉄製のレプリカを掘り起こし、ブロンズ製のものと埋め替えた。
ベッカー氏がさらに追加した手掛かりと参加者の協力により、この宝探しはようやく終わりを迎える。
【翻訳編集】AFPBB News
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