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英ケンジントン宮殿の草刈りは馬にお任せ 持続可能な伝統手法

AFPBB News / 2024年11月1日 20時7分

馬を使って草を刈るエドワード・マクドウェルさん(右)。ケンジントン宮殿で(2024年10月4日撮影)。(c)BENJAMIN CREMEL / AFP

【AFP=時事】ウィリアム皇太子(Prince William、42)と妻のキャサリン妃(Catherine, Princess of Wales、42)が暮らすケンジントン宮殿(Kensington Palace)では、庭園の草刈りを馬2頭が担当している。


 シャイヤー種の馬「ジョージ」と「アーサー」は、1930年代製とみられる草刈り機をけん引しながら、ゆっくりと庭園の野草を刈っていく。


 ケンジントン宮殿では馬による草刈りが伝統的に行われているが、その最大の利点について、御者の責任者であるエドワード・マクドウェル(Edward MacDowell)氏は「土を圧縮しないこと」を挙げている。


 マクドウェル氏は取材に対し、「ここには野生の花が咲いている」と話し、「地面の下にあるものをすべて維持する必要がある。小さな虫たちは地面で活動しているが、重いトラクターを走らせると、土が押しつぶされて圧縮される。馬の体重は1頭あたり1トンもあるが、土を圧縮することはない」と説明した。


 草刈り機についてマクドウェルさんは、故障も多く、頻繁にメンテナンスが必要と言う。それでも「軽いし、しっかりと仕事をしてくれる。これを使うのが好きなんだ」と語った。

【翻訳編集】AFPBB News

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