ブルーストッキングが凱旋門賞V 追加登録で見事な走り

競馬、凱旋門賞で優勝したロッサ・ライアン騎手騎乗のブルーストッキング（2024年10月6日撮影）。(c)Anne-Christine POUJOULAT/ AFP

【AFP＝時事】競馬の凱旋門賞（Prix de l'Arc de Triomphe、芝2400メートル）が6日、フランス・パリロンシャン競馬場（ParisLongchamp Racecourse）で行われ、ロッサ・ライアン（Rossa Ryan）騎手騎乗のブルーストッキング（Bluestocking）が優勝を果たした。


　先頭を走るロサンゼルス（Los Angeles）の後方につけたブルーストッキングは、残り約600メートルからスパートをかけ、そのまま差し切った。先週に入り追加登録料の12万ユーロ（約1960万円）を支払っての出走だったが、ラルフ・ベケット（Ralph Beckett）調教師の自信に見事な走りで応えた。

　アヴァンチュール（Aventure）が2着、ロサンゼルスが3着に入った。1着と2着は9月のヴェルメイユ賞（Prix Vermeille 2024）と同じ並びだった。


　牝馬の優勝は、2000年以降は10頭目。ベケット調教師は昨年ウエストオーバー（Westover）が2着となって悔しい思いをしていたが、初の凱旋門賞制覇でその埋め合わせを果たした。


　ベケット調教師は、ブルーストッキングのタフさをたたえ、「何よりも彼女の体質のたまものだ」と話すと、「とてつもない道のりだった。5月からいろいろなレースに出て、それからこちらへ来て、厳しいヴェルメイユ賞からわずか3週間で優勝してくれた」と振り返り、「とてつもない馬だ」と評価した。

【翻訳編集】AFPBB News