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フィリピン人出稼ぎ労働者の死刑執行 サウジ、殺人罪で

AFPBB News / 2024年10月9日 16時6分

サウジアラビアの首都リヤドの建設現場で働くアジア人労働者(2013年4月7日撮影、資料写真)。(c)FAYEZ NURELDINE / AFP

【AFP=時事】サウジアラビアでこのほど、殺人罪で死刑判決を受けていたフィリピン人出稼ぎ労働者の刑が執行された。フィリピン当局が8日、明らかにした。同国政府は助命を嘆願していたが、受け入れられなかった。


 死刑が執行された労働者の氏名や犯罪の詳細については、家族からの個人情報保護要請を受け公表されていない。


 国営サウジ通信(SPA)によると、労働者はサウジ市民を殺害した罪で有罪となっていた。刑は5日に執行されたという。


 フィリピンのフェルディナンド・マルコス(Ferdinand Marcos)大統領は8日、記者団に対し、政府は死刑執行の回避に向け「5~6年にわたって」サウジ側と交渉してきたものの、「残念ながら(サウジの)法律は非常に厳しく、刑も確定したとみられ、1人の国民の命が奪われた」と述べた。




 国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)によると、2023年のサウジの死刑執行件数は中国、イランに次ぎ世界で3番目に多かった。

【翻訳編集】AFPBB News

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