中国外相、日中関係の発展に期待 岩屋氏と電話会談

中国の王毅外相。国連総会の一般討論演説で（2024年9月28日撮影）。(c)Bryan R. SMITH / AFP

【AFP＝時事】中国の王毅（Wang Yi）外相は9日、岩屋毅（Takeshi Iwaya）外相と電話会談し、日中関係の発展に期待を示した。一方で、外部勢力の「干渉」には警告を発した。


　中国中央テレビ（CCTV）によると、王氏は日本で新内閣が発足したのを受け、「中日関係の新たな発展」に期待を表明。また、「日本が台湾問題における政治的な約束を守り、『一つの中国』の原則を堅持する」よう望むと述べた。


　王氏はさらに、「不安定な国際情勢に直面する中、地域の平和と安定は容易に得られたものではなく、大切にしていかなければならい」と強調。日中両国は「外部勢力が問題を引き起こし、地域内での対立を招くのを阻止」する必要があると訴えた。


　岩屋氏は先週の就任記者会見で、中国との「建設的かつ安定的な関係」を構築していきたいと述べていた。

【翻訳編集】AFPBB News