ハリケーンめぐりトランプ氏が「うその攻撃」と非難 バイデン米大統領

ハリケーン「ミルトン」への対応について説明するジョー・バイデン米大統領。ホワイトハウスで（2024年10月9日撮影）。(c)Brendan SMIALOWSKI / AFP

【AFP＝時事】ジョー・バイデン（Joe Biden）米大統領は9日、フロリダ州に接近しているハリケーン「ミルトン（Milton）」と先月米国を襲った「ヘリーン（Helene）」に対する政府対応をめぐり、ドナルド・トランプ（Donald Trump）前大統領が「うその攻撃」を仕掛けていると非難した。


　バイデン氏はホワイトハウス（White House）で対策会議を開き、ミルトンについて「世紀の嵐のようだ」と警告。トランプ氏が「うその攻撃を主導している」と語った。虚偽情報が救助・復旧作業への「信頼を損なっている」とし、「最も助けを必要とする人々にとって有害だ」と懸念を表明した。


　トランプ氏と共和党陣営はハリケーンをめぐり虚偽の主張を展開しており、特に連邦緊急事態管理庁（FEMA）を攻撃している。

　これに対しバイデン氏は、「財産が接収されているという主張がなされているが、真実ではない。被災者には750ドル（約11万円）しか支給されないというのも真実ではない」と断言。「被災への対応に必要な資金が移民対策に振り向けられているとの主張もばかげたものであり、真実ではない」と述べた。

【翻訳編集】AFPBB News