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イスラエル、国連レバノン暫定軍本部を砲撃 2人負傷

AFPBB News / 2024年10月11日 8時39分

レバノン南部マルジャユン付近をパトロールする国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の車両(2024年10月8日撮影)。(c)AFP

【AFP=時事】国連レバノン暫定軍(UNIFIL)は10日、レバノン南部にある本部がイスラエル軍の砲撃を受け、隊員2人が負傷したと発表した。


 UNIFILは「イスラエル国防軍(IDF)のメルカバ(Merkava)戦車が、ナクラ(Naqura)にあるUNIFIL本部の監視塔を砲撃した。直撃し、隊員2人が負傷、塔が倒壊した」と説明した。


 イスラエル軍はレバノン南部での攻撃を認め、標的としているイスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)の戦闘員がUNIFIL本部の付近で活動しているためと主張した。


 UNIFILに大規模な兵力を派遣しているイタリアは、イスラエル軍の行為は「戦争犯罪に該当する可能性がある」と非難。米国も「深い懸念」を表明した。




 イスラエルは先週、UNIFILに対し、一部の拠点から「移動」するよう要求したが、UNIFIL側はそれを拒否していた。


レバノン南部に約1万人を配備しているUNIFILは、イスラエルとヒズボラの戦闘がエスカレートし始めた先月23日以降、停戦を呼び掛けている。

【翻訳編集】AFPBB News

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