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独首相、対イスラエル武器輸出停止を否定「今後も供給する」

AFPBB News / 2024年10月11日 10時39分

ドイツのオラフ・ショルツ首相(2024年10月2日撮影)。(c)Tobias SCHWARZ / AFP

【AFP=時事】ドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相は10日、同国がイスラエルへの武器輸出を事実上停止しているとの主張を否定し、今後も供給すると表明した。


 ショルツ氏は連邦議会で「(イスラエルに対する)武器の供給を停止するとは決めていない。われわれは武器を供給してきたし、今後も供給する」と述べた。


 また、ドイツ政府は「近く追加供給」を行うための措置を講じたと述べたが、具体的な内容は示さなかった。


 ショルツ氏が表明した方針は、フランスと相反する。同国のエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は先週、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で使用される武器の禁輸を示唆し、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相から猛反発を受けた。




 ドイツの保守派野党・キリスト教民主同盟(CDU)のフリードリヒ・メルツ(Friedrich Merz)党首は、昨年10月7日のイスラム組織ハマス(Hamas)によるイスラエル越境攻撃に関する議会の討議で、ドイツ政府は数か月前から、イスラエルへの新たな武器輸出を承認していないと主張していた。


 ドイツは長い間、ホロコースト(Holocaust、ユダヤ人大量虐殺)の償いとしてイスラエルへの揺るぎない支援を約束してきた。だが、ハマスの越境攻撃をきっかけにガザ紛争が勃発(ぼっぱつ)して以降、両国の関係は緊張状態にある。

【翻訳編集】AFPBB News

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