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光の都パリ、暑さに強い電力ケーブルに切り替え

AFPBB News / 2024年10月11日 16時31分

フランス・パリで、第2次世界大戦後に地下に設置された古い電力ケーブルを新しいものと交換する様子(2024年9月24日撮影)。(c)STRINGER/AFP

【AFP=時事】光の都パリはその輝きを保つため、60年前に敷設された地下電力ケーブルの近代化を進めている。このケーブルは熱波による損傷を受けやすい。


世界の8000万キロメートルの電力ケーブルは極端な温度に対抗する準備がほとんどできていない、と科学者は警告する。


パリは今後数か月で、紙絶縁鉛被ケーブル(PILC)と呼ばれる旧式の電力ケーブルを交換する予定だ。


「熱の影響を受け始めているこれらのケーブルの更新を予定しており、パリに回復力の高いネットワークを構築する」と、国営送電網運用会社エネディスの地域副局長オリビエ・ラグネル氏は述べた。


エネディスによれば、パリだけでなく、シカゴ、ロンドン、上海、香港、大阪、東京、シンガポール、シドニーの各都市もケーブルの更新を計画しているという。




フランス会計検査院が今年3月に発表した報告書によると、2003年の熱波の際、国内の中電圧地下ネットワーク全体における紙絶縁ケーブルの事故率は8倍に増加した。


PILCケーブルは、19世紀後半から1970年代まで国際標準とされ、長い間非常に信頼性が高いと考えられていた。90度までの温度に耐えるよう設計されていたが、アスファルトの下で数日間熱がこもると120~130度に達し、老朽化が早まり、最終的には故障する恐れがある。


エネディスのラグネル氏は「停電をできるだけ避けること」と「熱波がますます頻繁に発生し、強烈になる中で、ネットワークを繊細でなくすこと」が目的だと述べた。

【翻訳編集】AFPBB News

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