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国連、扇動的発言に「がくぜん」 イスラエルとヒズボラの交戦激化で

AFPBB News / 2024年10月12日 10時11分

国連のロゴ(2024年9月24日撮影、資料写真)。(c)Ludovic MARIN / AFP)

【AFP=時事】国連(UN)は11日、イスラエルとレバノンのイスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)の紛争をめぐり、扇動的な発言が飛び交っていることに「がくぜん」としているとの考えを示し、双方の指導者らに「好戦的な姿勢」をやめるよう呼び掛けた。


 イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は今週、レバノン国民に向けたビデオ演説で、ヒズボラに対して蜂起しなければ、イスラム組織ハマス(Hamas)が実効支配するパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)の人々と同様の運命をたどることになると警告した。


 国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)のラビナ・シャムダサニ(Ravina Shamdasani)報道官はスイス・ジュネーブで記者会見し、「われわれは、複数の陣営で扇動的な言葉が飛び交っていることにがくぜんとしている」と発言。




「レバノンの全国民を脅迫し、ヒズボラに対して蜂起しなければガザと同様の破壊に直面することになる、と呼び掛けた最近の発言は、民間人と民間施設に対する暴力を奨励または容認していると解釈され、国際法に反する恐れがある」と指摘した。


 シャムダサニ氏はまた、国連、特に国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)に対して今も行われている中傷は「容認できない」とし、「このような有害な発言は、出どころがどこであれ、やめなければならない」とも述べた。


 UNRWAはガザ、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)、ヨルダン、レバノン、シリアで、600万人近いパレスチナ難民を支援している。


 イスラエルはUNRWAと長年対立し、職員の一部が昨年10月7日のハマスによる越境攻撃に関与したと主張している。

【翻訳編集】AFPBB News

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