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国連報告書は「言語道断」 イスラエル猛反発

AFPBB News / 2024年10月12日 14時18分

イスラエルの国旗。豪シドニーで行われた2023年10月7日のイスラム組織ハマスによる越境攻撃から1年の節目の追悼行事で(2024年10月7日撮影、資料写真)。(c)DAVID GRAY / AFP

【AFP=時事】イスラエルは11日、同国がパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で意図的に医療施設を標的にし、拘束しているパレスチナ人を虐待していると結論付けた国連(UN)の報告書について、「言語道断」だと非難した。


 イスラエルとガザにおける国際法違反疑惑に関する国連の独立国際調査委員会は、「イスラエルはガザの医療システムを破壊するために組織的な政策を取っている」と指摘。


「医療従事者と医療施設を執拗(しつよう)かつ意図的に攻撃することで、戦争犯罪、そして人道に対する罪である絶滅行為を犯している」と非難した。


 これに対しイスラエルは、在ジュネーブ国際機関代表部を通じて出した声明で、報告書の内容を断固否定している。




 報告書について、「イスラエル国の存在そのものを非合法化し、国民を守る権利を妨害し、テロ組織による犯罪を隠蔽(いんぺい)する調査委による新たな露骨な試みだ」と主張。


「ハマス(Hamas)とイスラム聖戦(Islamic Jihad)がガザの医療施設をテロ活動のために組織的に利用しているという決定的な証拠を完全に無視し、ガザでのテロの温床となっている医療施設におけるイスラエルの活動を恥知らずにもガザの医療システムに対する政策の問題にすり替えている」と批判した。


 イスラエルは、拘束しているパレスチナ人を広範かつ組織的に拷問し、戦争犯罪と人道に対する罪を犯しているとの指摘も否定。


「イスラエルは、被拘禁者の処遇に関する国際法の基準を順守している。これには過度の実力行使や虐待も含まれる」と主張した。


 さらに、調査委が「別の現実」を生み出し、「この紛争の悪化」を助長していると反論。


「わが国は各国に対し、国連人権理事会(UN Human Rights Council)、ひいては国連そのものの信頼をさらにおとしめるだけのこうした偏見に満ちたアプローチに反対の声を上げるよう求める」と訴えた。

【翻訳編集】AFPBB News

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