スパーズFW孫興民の父らに300万ウォン支払い命令 児童虐待事件で

イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーでプレーする孫興民の父ソン・ウンジョン氏（2018年7月28日撮影）。(c)Jung Yeon-je / AFP

【AFP＝時事】サッカーイングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー（Tottenham Hotspur）でプレーする韓国代表FW孫興民（Son Heung-Min、ソン・フンミン）選手の父らが、サッカースクールでの児童福祉法違反で裁判所から300万ウォン（約33万円）の支払い命令を受けたと報じられた。


　父のソン・ウンジョン（Son Woong-Jung）氏（62）は韓国の有名人で、息子がプレミアリーグ屈指のストライカーの一人になる手ほどきした指導方法を回顧した本がベストセラーになった。


　しかし今年初め、ウンジョン氏のサッカースクールに通う生徒の両親は、孫興民の兄ソン・フンユン（Son Heung-Yun）氏に殴打され、左の太ももに大きなあざができたと明かし、息子やそのチームメートもウンジョン氏から暴言を吐かれていたとしている。

　聯合ニュースなどの韓国メディアによると、ウンジョン氏とフンユン氏、およびもう1人が児童福祉法に違反したとして、それぞれ300万ウォンの支払いを命じられた。3人はまた、児童虐待治療プログラムの受講命令も受けているが、控訴可能となっている。


　ウンジョン氏は謝罪しているものの、自身のサッカースクールのコーチ陣は「子供たちへの愛情に根ざさない発言や行動をしたことなど一度もない」と述べた。

【翻訳編集】AFPBB News