中国、台湾周辺で軍事演習

5月に行われた軍事演習「連合利剣2024A」で、海域を監視する中国人民解放軍の兵士。撮影地不明。同軍東部戦区公開（2024年5月23日撮影・公開）。(c)AFP PHOTO /EASTERN THEATER COMMAND OF THE PEOPLE'S LIBERATION ARMY

【AFP＝時事】中国国防省は14日、台湾周辺で軍事演習を開始すると発表した。台湾を取り囲む海空域に航空機および艦船を派遣するとしている。


　中国は、「連合利剣（Joint Sword）2024B」と称するこの演習について、「部隊の統合運用能力を検証」するものだと主張。


　中国人民解放軍東部戦区の李熹（Li Xi）報道官は、「台湾の北・南・東部」の海空域で実施するとし、「海空域の戦闘哨戒と主要な港湾・地区の封鎖」とともに、「海上・地上標的への攻撃」「包括的な優位性の共同確保」に重点を置くと説明した。


　さらに、今回の演習は「台湾独立勢力による分離独立行動への厳重な警告」だと主張した。


　これを受け、台湾国防部は同日、「不合理な挑発行為」だと非難。「台湾の自由と民主主義、主権を守るために適切な部隊を派遣した」と発表した。

【翻訳編集】AFPBB News