ハリス氏、黒人男性取り込みに躍起 新経済計画打ち出す

米ペンシルベニア州エリーで開かれた選挙集会で演説するカマラ・ハリス副大統領（2024年10月14日撮影）。(c)DUSTIN FRANZ / AFP

【AFP＝時事】米大統領選の民主党候補、カマラ・ハリス（Kamala Harris）副大統領は、共和党候補のドナルド・トランプ（Donald Trump）前大統領に流れている黒人男性票を取り戻すことを狙い、対応を強化している。


　大統領選の投票まであと3週間余りとなる中、世論調査では、ハリス氏の支持率がトランプ氏を僅差で上回っていたものの、ここ数日間で差は縮小している。


　ハリス氏は16日には、親トランプのFOXニュースのインタビューに応じる。保守系メディアへの対応は異例で、トランプ氏に嫌気が差した右派の浮動票を取り込むとともに、メディアによる精査を避けているとの共和党陣営からの批判をかわす狙いがある。


　ハリス氏は最近、特に黒人男性の支持を失っている。この層は、2020年大統領選でジョー・バイデン（Joe Biden）大統領がトランプ氏に勝利する際に重要な役割を果たした。

　ハリス氏は14日、黒人男性層の取り込みに向け、「機会アジェンダ」と銘打った新たな経済計画を発表。陣営は、黒人男性が「経済的自由を達成し、経費を下げて自分と家族の生活を向上させ、さらに権利を守るためのツール」だとしている。

【翻訳編集】AFPBB News