ロシアのNATO攻撃能力、10年以内に現実に 独情報局が警告
AFPBB News / 2024年10月15日 18時29分
ロシアの首都モスクワの「赤の広場」で行われた旧ソ連の対独戦勝記念日の式典に出席したウラジーミル・プーチン大統領。スプートニク提供(2024年5月9日撮影、提供)。(c)Maksim BLINOV / POOL / AFP
【AFP=時事】ドイツの情報機関は14日、ロシアが2030年までに、北大西洋条約機構(NATO)への攻撃を行うための能力を備える可能性があると警告した。また、ウクライナを支援する西側諸国への破壊工作を強化しているともした。
ドイツ連邦情報局(BND)外国情報部トップのブルーノ・カール(Bruno Kahl)氏は連邦議会公聴会で 「好むと好まざるとにかかわらず、われわれはロシアと直接対峙している」と述べた。
さらに同氏は、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の長期的な目標は西側諸国の弱体化であり、ロシアにとってNATOとの軍事衝突は「選択肢となりつつある」と語った。
そうした中、「人員および物資の面で、ロシア軍は遅くとも今後10年以内にNATOに対する攻撃能力を保持する可能性が高い」という。
またBND国内情報部トップのトーマス・ハルデンワング(Thomas Haldenwang)氏は、ウクライナ侵攻を背景に「ドイツにおけるロシアのスパイ活動と破壊工作は、質的にも量的にも増加している」と警告。7月にライプチヒ(Leipzig)の空港で貨物機に積み込まれる前に炎上した荷物などを例に挙げた。
ハルデンワング氏はまた、ロシアによる偽情報キャンペーンや重要インフラ監視用のドローン配備、犯罪組織も含めた人材勧誘などを指摘した。
ドイツでは、ロシアによる2022年のウクライナ侵攻開始以降、ロシアのためのスパイ活動や破壊工作の疑いがある事件が度々発生している。
【翻訳編集】AFPBB News
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1金与正氏「主犯は韓国軍」 無人機の証拠確保と談話
共同通信 / 2024年10月15日 18時44分
-
2防衛増税の開始時期、年末の税制改正で決着必要=石破首相
ロイター / 2024年10月15日 20時51分
-
3「喜びも悲しみもない」1機あたり7万円…“格安兵器”ドローンが変えた戦争 ウクライナ軍、戦闘の最前線で増尾特派員がみたもの【クレイジージャーニー】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年10月15日 12時15分
-
4中国、地球外生命体を探索 居住可能な星も、長期計画
共同通信 / 2024年10月15日 21時53分
-
5ロシアのNATO攻撃能力、10年以内に現実に 独情報局が警告
AFPBB News / 2024年10月15日 18時29分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください