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「イスラエルは国連決議に基づき建国」 マクロン氏、ネタニヤフ氏は決定順守を

AFPBB News / 2024年10月16日 10時0分

フランスのエマニュエル・マクロン大統領。キプロス・パフォスで(2024年10月11日撮影)。(c)Thomas SAMSON / AFP

【AFP=時事】フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は15日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は同国が国連(UN)のパレスチナ分割決議に基づき建国されたことを忘れてはならないとし、国連の決定に従うよう促した。


 大統領府(エリゼ宮、Elysee Palace)で開かれた閣議で語った。非公開で行われたが、参加者の1人が匿名を条件にAFPに明らかにした。


 マクロン氏は、1947年11月の国連総会(UN General Assembly)で採択された、パレスチナをユダヤ人とアラブ人の2国に分けるパレスチナ分割決議に言及し、「ネタニヤフ氏は、自国が国連の決定に基づき建国されたことを忘れてはならない」と指摘。「今は国連の決定を無視している場合ではない」と述べた。




 これに対しネタニヤフ氏は同日、「イスラエルは国連決議に基づいて建国されたのではなく、独立戦争(1948年の第1次中東戦争)で英雄たちが血を流して得られた勝利の結果だ。英雄たちの多くはホロコースト(Holocaust、ユダヤ人大量虐殺)の生き残りであり、中には仏ビシー(Vichy)政権(の迫害)から逃れた者もいたことを、フランス大統領は思い出してほしい」と述べた。


 マクロン氏は先週、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)での紛争を止めるには、イスラエルが同地区で使用する武器を禁輸する以外にないと主張。ネタニヤフ氏との間で緊張が高まっている。


 フランスは、同国が700人を派遣している国連レバノン暫定軍(UNIFIL)に対するイスラエルの攻撃についても非難している。


 イスラエルは、UNIFILが展開するレバノン南部で、イランの支援を受けるレバノンのイスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)に対する地上戦を実行中。


 ネタニヤフ氏は13日、ヒズボラがUNIFILを「人間の盾」として利用しているとし、国連に対し、UNIFILを「危険地帯」から移動させるよう求めた。


 国連安全保障理事会(UN Security Council)決議1701は、レバノン南部には、同国軍とUNIFIL以外に展開してはならないと定めている。

【翻訳編集】AFPBB News

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