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中国の水族館にジンベエザメロボット 「偽物」に来場者激怒

AFPBB News / 2024年10月16日 19時36分

ジンベエザメ。米ジョージア州アトランタの水族館で(2012年3月6日撮影、資料写真)。(c) DON EMMERT / AFP

【AFP=時事】中国の新しい水族館で、目玉とうたわれたジンベエザメが機械仕掛けの「偽物」だったことに来場者らが激怒している──。


 広東(Guangdong)省深セン(Shenzhen)市に今月オープンした水族館「小梅沙海洋世界(Xiaomeisha Ocean World)」は、高額な入場料、長い行列、劣悪な飼育環境などをめぐり早々に非難を浴びている。


 中でも批判が集中しているのは同水族館の目玉「ジンベエザメ・ロボット」だ。


 問題となっているジンベエザメロボットの写真を見ると、各部を接続する継ぎ目が確認できる。


 中国の口コミサイト「大衆点評(Dazhong Dianping)」の同水族館のページには、否定的なコメントが殺到。来場者らは「偽物のジンベエザメにはあきれた。通報して閉鎖させたい」「なぜ偽物の小道具を魚として扱っているのか?」「子どもたちをだますつもりか?」などと書き込んでいる。




 大人の入場料が約240元(約5000円)に設定されている同水族館は、5つ星のレビューでわずか2.9の評価しか得られていない。


 地元メディアによると、こうした反応に対し水族館側は、ジンベエザメの取引は禁止されており、ロボットの導入は生物種の保護に対する意識を高めるためだと説明している。


 またジンベエザメ・ロボットを紹介する館内の掲示板には「生物とその生息環境を理解してもらい、エコロジカルな環境を守ることを目的としている」と書かれていた。


 地元メディアによると、国慶節の連休となった10月第1週には10万人以上が同水族館を訪れた。


 中国の動物園が偽物を使用して注目を集めたのは初めてではない。5月には江蘇(Jiangsu)省にある泰州動物園(Taizhou Zoo)が、犬のチャウチャウ2匹を白黒に染めてパンダに似せたことで話題になった。

【翻訳編集】AFPBB News

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