対イスラエル戦、新たな段階に突入 ヒズボラ

前日にイスラエル軍の空爆を受けたレバノン南部ナバティーエ（2024年10月17日撮影）。(c)AFP

【AFP＝時事】レバノンのイスラム教シーア派（Shiite）組織ヒズボラ（Hezbollah）は17日、イスラエルとの戦いが新たな段階に突入したと発表し、初めて相手軍隊に対して精密誘導ロケット弾を使用したことを明らかにした。


　イスラエルは9月23日に攻撃を強化して以降、ヒズボラが強い影響力を持つレバノンの南部と東部を攻撃している。イスラエルが先月地上侵攻を開始して以降、レバノン南部のイスラエル国境の村々では近接戦闘が繰り広げられている。


　ヒズボラは声明で「イスラエルとの戦闘が新たな段階にエスカレートしたことを発表する。今後数日間の展開に反映されるだろう」「イスラエルがレバノン南部の村々に地上侵攻してきても、戦闘員数百人が対抗する万全の準備ができている」と述べた。


　さらに、ロケット弾攻撃を「日に日に強化」しており、「精密誘導ロケット弾も初めて投入された」と明らかにした。

【翻訳編集】AFPBB News