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ドイツ与党の副議長、反シオニズム投稿共有し炎上

AFPBB News / 2024年10月19日 12時4分

ドイツ連邦議会のアイダン・オーズス副議長(2019年6月3日撮影)。(c)Tobias SCHWARZ / AFP)

【AFP=時事】ドイツ連邦議会のアイダン・オーズス(Aydan Ozoguz)副議長は18日、イスラエルへの反感を示す投稿を共有したことで批判の的となった。オーズス氏は、オラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相と同じ中道左派の与党・社会民主党(SPD)所属。


 オーズス氏が共有したのは、イスラエルのシオニズム運動に反対する米国拠点のユダヤ人団体「平和へのユダヤ人の声(Jewish Voice for Peace)」の投稿。建物が炎上する画像に「これがシオニズムだ」とのメッセージが添えられたものだった。


 これに対しイスラエルのロン・プロソル(Ron Prosor)駐独大使は、この投稿は「イスラエルの存在権に間接的に疑問を呈している」と指摘。オーズス氏が「火に油を注いだ」と非難した。




 5人の連邦議会副議長の一人であるオーズス氏はその後、投稿を削除。


「共有した投稿が平和的共存を訴える同胞の心情を傷つけてしまった」「それは私の意図するところではなく、深く後悔している」と謝罪した。


 ドイツ・イスラエル協会(German-Israeli Society)のボルカー・ベック(Volker Beck)会長は、オーズス氏が「越えてはならない一線を越えた」と非難した。


 保守会派キリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)のトルステン・フライ(Thorsten Frei)連邦議会院内総務は、「憤慨・失望」していると述べ、「われわれはこのような副議長に代表されることを望んでいない」「彼女はわれわれの代弁者ではない」と訴えた。


 オーズス氏と同じ党に所属するベアベル・バース(Baerbel Bas)連邦議会議長も、「明らかに反シオニズム的な内容のメッセージの拡散は、受け入れられない」と非難した。


 ドイツは第2次世界大戦(World War II)後、ホロコースト(Holocaust、ユダヤ人大量虐殺)の償いをしようと苦心し、長きにわたりイスラエルへの揺るぎない支援を約束してきた。だが、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)での紛争が1年以上続く中、イスラエルに対する批判が高まり、反ユダヤ的なヘイトスピーチや攻撃も増加している。

【翻訳編集】AFPBB News

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