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反捕鯨団体創設者、4回目の勾留延長

AFPBB News / 2024年10月24日 9時37分

仏パリで開かれた、反捕鯨団体「シー・シェパード」の創設者、ポール・ワトソン容疑者の釈放を求めるデモ(2024年10月23日撮影)。(c)Gregoire CAMPIONE / AFP

【AFP=時事】デンマーク自治領グリーンランドの裁判所は23日、政庁所在地ヌーク(Nuuk)で7月に拘束した反捕鯨団体「シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation Society)」の創設者、ポール・ワトソン(Paul Watson)容疑者について、11月13日までの勾留延長を決めた。延長は4回目。


 警察によれば、ワトソン容疑者側は、決定を不服として直ちに上訴した。


 日本政府による身柄の引き渡し要請に関しては、デンマーク司法省が諾否を判断する。弁護人の1人は、新たな勾留期限までには判断が下されるとの見方を示している。


 岩屋毅(Takeshi Iwaya)外相は4日、この問題に関する異例のコメントで、ワトソン容疑者の身柄引き渡しは捕鯨問題ではなく、海上における法執行の問題だと強調した。




 だが、ワトソン容疑者は裁判所を後にする際、報道陣に対し、日本は「犯罪事業」を営んでいると主張。「日本はデンマークの法制度を都合よく利用しているにすぎない。そして南氷洋鯨類保護区(Southern Ocean Whale Sanctuary)で再びクジラを殺そうとしている」と訴えた。


 日本政府はワトソン容疑者について、2010年2月11日にシー・シェパードの船舶が第2昭南丸(Shonan Maru 2)と衝突した際、日本の調査捕鯨を妨害する目的で酪酸瓶を投げ込み、乗組員を負傷させた事件の共犯として傷害などの疑いで国際手配していた。


 これに対し弁護団は無罪を主張。酪酸瓶が投げ込まれた時、甲板に乗組員がいなかったことを証明する動画があるが、グリーンランドの裁判所が上映を認めていないとしている。


 この日、仏パリではワトソン容疑者の釈放を求めるデモが行われた。

【翻訳編集】AFPBB News

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