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アルゼンチン公式声明に「フォークランド」、責任者を特定・懲戒免職へ

AFPBB News / 2024年10月24日 14時14分

フォークランド紛争から40年を記念する式典に参加する元兵士や遺族(2022年4月2日撮影)。(c)Alexis DELELISI / AFP

【AFP=時事】アルゼンチン政府は23日、長年にわたって英国と領有権を争う南大西洋の英領フォークランド諸島(Falklands Islands)の呼称をめぐり、公式声明で英語名「フォークランド諸島」が使われた問題を受け、責任者を特定して懲戒免職にすると明言した。


 アルゼンチンは同諸島の呼称について、スペイン語名のマルビナス諸島(Islas Malvinas)を使用。 1982年には同諸島の領有権をめぐって英国との間で軍事衝突に発展。「フォークランド紛争」と呼ばれ、英国兵255人、アルゼンチン兵649人が死亡した。


 問題となっているのは、ディアナ・モンディーノ(Diana Mondino)外相と赤十字国際委員会(ICRC)のジル・カルボニエ(Gilles Carbonnier)副委員長の会談に言及した国防省の声明で、「フォークランド/マルビナス諸島」と併記されていた。




 モンディーノ氏はソーシャルメディアに「政府のウェブサイトに掲載された悪意のあるバージョンに関して、責任者を特定して解雇する」と投稿。「左派のイデオロギー」が動機だとの見方を示した。


 この文言は後に削除されたが、野党はこの機を逃さずモンディーノ氏の辞任を求めた。


 野党のサンティアゴ・カフィエロ(Santiago Cafiero)元外相はソーシャルメディアへの投稿で、「これはミスではない。領有権の放棄だ」と批判した。


 アルゼンチンは長年、本土から数百キロ離れた同諸島の領有権を主張している。


 一方の英国は、歴史的に同諸島を統治してきたと主張。2013年の帰属を問う住民投票でも、99.8%が英領の維持を選んだと指摘している。

【翻訳編集】AFPBB News

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