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サウジアラビアのマンチーニ監督退任 双方合意で契約解除

AFPBB News / 2024年10月25日 9時51分

サッカーサウジアラビア代表監督退任に発表されたロベルト・マンチーニ氏(2024年10月15日撮影)。(c)AFP

【AFP=時事】サウジアラビアサッカー連盟(SAFF)は24日、同国代表チームの成績不振が続いている中で、ロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)監督(59)との契約を双方合意の上で解除すると発表した。昨年8月に2027年までの高額契約を結んでから、わずか1年2か月での決別となった。


 石油資源が豊富なサウジアラビアは昨年、代表チームの強化を優先事項として10億ドル(約1525億円)以上を投じており、2034年W杯(World Cup)の開催地に現時点で立候補している唯一の国となっている。


 しかし、グリーンファルコンズ(Green Falcons、サウジアラビア代表チームの愛称)はマンチーニ氏の下でここまで7勝6敗5分けにとどまっており、SAFFは声明で「サウジアラビアサッカー連盟は、代表チームのロベルト・マンチーニ監督と契約を終了することで合意に至った。新指揮官の名前は近日中に発表する」と述べた。




 マンチーニ氏は母国イタリアの代表指揮官として2021年の欧州選手権(UEFA Euro 2020)をはじめ数々のトロフィーを手にし、クラブレベルでもイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)やイタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)を率いていずれもリーグ優勝を果たすなど輝かしい実績を誇っていた。


 2026年W杯北中米大会(2026 World Cup)のアジア最終予選ではホームでの日本戦に敗れた後、湾岸地域のライバルであるバーレーン戦でも引き分けるなどし、監督に批判の矛先が向けられていた。国際サッカー連盟(FIFA)のランキングでは現在、アジア勢8番手の59位に後退している。


 マンチーニ氏は、イタリア代表指揮官を電撃辞任して物議をかもしてからわずか2週間後にサウジアラビアの指揮官に就任していた。

【翻訳編集】AFPBB News

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