ルナール氏 サッカーサウジ代表監督に電撃復帰

サッカーサウジアラビア代表指揮官への復帰が決まったエルベ・ルナール氏（2022年11月26日撮影）。(c)Khaled DESOUKI / AFP

【AFP＝時事】サウジアラビアサッカー連盟（SAFF）は26日、退任したロベルト・マンチーニ（Roberto Mancini）前監督の後任として、元指揮官のエルベ・ルナール（Herve Renard）氏が復帰すると発表した。


　ルナール氏は2019年から23年にかけてサウジ代表を率い、その後は女子フランス代表監督を務めていた。交渉に近い情報筋によると、契約は2年となっている。


　情報筋は、「彼の復帰は多くの論争を巻き起こしたが、彼がチームをよく知っているということが決め手になった。W杯（北中米大会＜2026 World Cup＞ ）予選までに状況を改善してくれることを期待する」と語った。


　一方でルナール氏はSAFFが投稿した動画の中で、「国民や国とのつながり、思い出を私は決して忘れない。サウジアラビアとの物語は終わっていない。私は戻ってきた」と述べた。

　ルナール氏はサウジアラビア代表を率い、2022年W杯カタール大会（2022 World Cup）では最終的に優勝したアルゼンチンから金星を挙げたが、昨年3月に女子仏代表監督に就任するため退任していた。同チームを率いて臨んだパリ五輪では準々決勝でブラジルに敗れ、その後同職を退任していた。


　ルナール氏の後任として指揮官を務めていたマンチーニ前監督は、北中米W杯のアジア最終予選でホームの日本戦に敗れた後、湾岸地域のライバルであるバーレーン戦でも引き分け、わずか1年2か月での退任となっていた。

【翻訳編集】AFPBB News