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フェルスタッペン、ヒル氏ら批判の声に「偏っている」と反発

AFPBB News / 2024年11月1日 12時35分

24F1第21戦サンパウロGPが行われるインテルラゴス・サーキットで、記者会見に臨むレッドブルのマックス・フェルスタッペン(2024年10月31日撮影)。(c)Miguel SCHINCARIOL / AFP

【AFP=時事】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は31日、自身のドライビングスタイルへの批判を受け入れたり議論したりすることを拒否し、「そうした個人的見解を聞く気はない」とするとともに、批判の声を上げる人たちを偏っていると非難した。


 ドライバーズ選手権3連覇中で、現在総合争いではマクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)に47ポイント差をつけてトップを維持しているフェルスタッペンは、10月27日に行われた第20戦メキシコシティGP(Mexico City Grand Prix 2024)決勝で、攻撃的すぎる走りをしたとして2度にわたり10秒ペナルティーを受け、6位に終わった。




 すると1996年シーズンの世界王者デーモン・ヒル(Damon Hill)氏は、フェルスタッペンの哲学やレパートリーにはフェアなレースが存在していないと指摘。「マックスの問題は、オーバーテークの際に相手が誰であろうと絶対に譲らないということだ。だからそうなる」「フェアなレースは可能だが、マックスにそれができるかは分からない。それは彼のレパートリーや哲学にはない。彼の哲学は『お前は通さない』というものだ」と述べた。


 これに対してフェルスタッペンは、米大陸3連戦の最後となる第21戦サンパウロGP(Sao Paulo Grand Prix 2024)を今週末に控えたインテルラゴス・サーキット(Interlagos Circuit)で、いら立った様子で自身が被害を受けていると示唆し、「そうした個人的見解を聞く気はない」と反発。とにかく自分のことに集中するだけだとし、「自分は3度の世界王者であり、何をしているのか分かっている。正直なところ、言いたいことはあるが、それを共有する必要はない」と語った。


 オランダ人ドライバーのフェルスタッペンは、自分が英国人ではないことが批判の原因だとも示唆して一部で緊張を生んでいる。誰に支援やアドバイスを求めるべきかは自分で分かっていて、それが最も重要だとしつつ、その相手を特定することはしたくないとし、「一部の人々は少しばかり偏っている。別に構わないけれど、結局のところそれは自分の問題ではない。とにかく、自分の人生とパフォーマンスを続けていくだけだ」と強調した。


 また、不適切な発言めぐって9月に処分を受けていた中で、「耳を傾ける相手は客観的で自分に近く、ただ騒ぎ立てるためにいるような人々ではない。また(処分を)受けるかもしれないから言葉は慎むけどね」「どうやら自分だけに適用されるようだ。メキシコのレース後に誰かが暴言を吐いているのを聞いたのに、何の処分も聞かなかった。だから、もう暴言は吐かないほうがいい」と語った。


 自分への批判に「とにかく、本当に迷惑な話だ。どういう人かは分かっている」と話したフェルスタッペン。「いずれにせよ、そういう連中のことはあまり気にしていないし、正しい人々の支援と自分の決断によって、この段階までキャリアを歩んできた。だから、自分が何をしているか分かっている」と締めくくった。

【翻訳編集】AFPBB News

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