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ドイツ大統領、ナチスが壊滅させた村で「許し」乞う ギリシャ訪問で

AFPBB News / 2024年11月1日 12時10分

ギリシャ・クレタ島のカンダノス村で、第2次世界大戦の生存者や犠牲者の遺族に迎えられるドイツのフランクワルター・シュタインマイヤー大統領(中央、2024年10月31日撮影)。(c)Angelos TZORTZINIS / AFP

【AFP=時事】ドイツのフランクワルター・シュタインマイヤー(Frank-Walter Steinmeier)大統領は10月31日、ギリシャ・クレタ(Crete)島で第2次世界大戦中にナチス・ドイツ(Nazi)によって壊滅させられた村を訪問し、ナチスが犯した罪の「許し」を乞うた。


 シュタインマイヤー氏は同島のカンダノス(Kandano)村で感情のこもった演説を行い、ギリシャ語で「きょう、私はドイツを代表して許しを乞いたい」と述べた。続いてドイツ語で「ドイツがここで犯した重大な犯罪について、生存者と子孫の皆さんに許しを乞いたい」と語った。


 1941年に連合国軍がドイツ軍の空挺(くうてい)部隊による侵攻を阻止しようとした「クレタ島の戦い」で、住民が参戦したカンダノス村では180人が命を落とし、村は壊滅させられた。




 シュタインマイヤー氏はドイツ大統領として初めてクレタ島を訪問。虐殺の生存者らに迎えられたが、中にはドイツ政府が戦時賠償金の支払いを拒み続けていることに対する抗議のスローガンを叫ぶ人もいた。

【翻訳編集】AFPBB News

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